車を手放すときに「傷だらけだからお金にはならないだろう」と考えてしまう方も多いと思います。
しかし、実は傷だらけの車であっても、買取ってもらうことが可能なケースが多いです。

どのような理由で買取りが可能なのか見ていきましょう。

パーツだけでも価値がある！

車は多くの部品で構成されています。
傷だらけであっても、エンジン回りや足回りの部品など、まだ使用可能なパーツが残されていることがあります。

いわゆる「パーツ取り」と呼ばれるもので、この場合は外装の傷よりも内部の使える部品が注目されます。

使用可能なパーツがあれば、それらの価値を買取り価格に反映してもらえます。

傷だらけでも日本車は海外で需要がある！

車の買取り業者の中には海外への販路を持っている業者も少なくありません。
日本車は高性能で故障しにくいというイメージがあるため海外での人気が高く、傷があっても走行に問題がなければ気にせず乗る方も多いです。

修復歴をあまり重視しない国も多く、海外市場を持つ買取り業者であれば、傷があっても価値があると判断し、比較的良い査定額を出してくれることがあります。

修復すれば利益が出る場合もある！

傷だらけでも、人気の車種やグレードなら、修理後に高く販売できることもあります。
経験豊富な買取り業者なら、将来的な利益を見越して、修理費用を差引いた金額で買取ってくれる可能性があります。

ティーバイティーガレージでは、傷だらけの車はもちろん、凹んだ車、古い車、過走行車なども積極的に受付けます！
専門知識を持ったスタッフが丁寧に査定を行い、査定日や引取り日などの日程の相談も承っておりますので、ぜひ一度お問い合わせください。

傷だらけと一口にいっても、傷の大きさや種類によって買取り査定の評価は異なります。
査定に影響の少ない傷・影響がある傷についても詳しく見ていきましょう。

査定時に注意して見る傷

中古車においては、ある程度の使用による傷は想定内です。

例えば「1cm未満の傷やへこみ」「磨きだけで対応できる傷」「爪が引っかからない程度の浅い傷」などは買取り査定にあまり影響しません。

ただし、小さな傷でも車体全体に広がっている場合は、査定額に影響することもあります。

買取り価格に影響する傷

買取り査定で価格に影響が出る可能性がある傷は、主に板金や塗装の修理が必要な車です。
以下のようなケースが考えられます。

擦った程度の浅い傷

走行に問題がなく、塗装修理でリカバリーできる車は、修理して販売することになります。
傷の範囲や程度によって全体塗装か部分塗装かも異なり修理費用が変わるため、それが査定額に影響を与えます。

ただし、基本的に再塗装で修復可能な傷は、「査定額への影響は小さい」と考えて良いでしょう。

深い傷や大きな凹み

錆の原因になるような深い傷や事故による大きな凹みなどは板金修理が必要です。
板金修理を行う場合、損傷部分を叩いたり溶接したりして修復するため、塗装が必要になるケースも多いです。

あわせて「板金塗装」と呼びますが、板金塗装は専門技術が必要で手間のかかる修理方法。
そのため、修理費用が高額になりやすく、買取り査定にも影響が出る可能性が高いです。

【注意点】車に傷があっても自分で修理をしない！

傷がないほうが査定額が上がるかもしれないと考え、ご自身での修理を検討する方もいらっしゃるかもしれませんが、あまりおすすめできません。
「修理したつもりが、かえって傷が目立ってしまった…」というケースもあります。

また、業者への修理依頼でも、ご自身での修理でも、修理には費用がかかります。
結果的に査定額の差額より高くついてしまうこともありますので、修理に出さずに査定に出すことをおすすめします。

傷だらけの車でも、少しでも高く買取ってもらうためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

車内の清掃をしてにおいを確認する

傷だらけの車で、かつ、車内が汚れていては印象が悪くなってしまいます。
不具合がない車でも、汚れていると「メンテナンス不足」と思われてしまい、厳しく査定される可能性もあります。

中でも特に気をつけたいのはにおい。
査定ではにおいも考慮されるため、タバコやペットのにおいが残っていないか確認しましょう。
強すぎる芳香剤の香りも評価を下げる原因となることがあります。

査定前に洗車しきれいにする

車の第一印象は重要です。
車の見た目を良くするために、査定前には丁寧に洗車しましょう。

長く乗って傷が増えた車でも、きれいに手入れされた車は「大切に扱われてきた」という良い印象を与えます。
日頃からメンテナンスもしっかりしていると思ってもらえるため、全体的な評価アップにつながりますよ。

また、傷の有無に関わらず、知っておきたい買替えのタイミングがあります。
こちらでも詳しくご紹介しておりますので、あわせてご参考ください。
Q：車の買替え時期・タイミングは？
Q：何年で車を買替える？買替えまでの平均年数は？

傷だらけの車でも基本的には買取り可能です。
傷の種類や大きさによって買取り価格への影響は異なりますが、「パーツとしての価値」や「海外での需要」などを考慮し、買取りしてもらえるケースが多いです。

また、修復後に売却することを見越して買取ってもらえる場合もあるので、傷だらけだからとあきらめずに、一度買取り業者に相談してみましょう。
小さくて浅い傷なら買取り価格に影響がない場合もあります。

塗装や板金が必要な傷は買取り価格に影響することもありますが、そのせいで車の価値がゼロになってしまうことはありません。
傷を気にしてご自身で修理してしまうと査定額より修理費用が大きくなってしまう可能性もあるため、査定額をアップさせるために修理に出すことは避けましょう。

できるだけ高く買取ってもらうためには、査定前に車をきれいに洗車・清掃するなどのポイントを押さえることが大切です。

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