車の買替えで自賠責保険料は返金される?
車の買替えで自賠責保険料が返金されるかは状況によって異なります。
車を買替えた場合、払った自賠責保険料はどうなるのでしょうか?
基本的には「車」に紐づくため、前の車の保険を新しい保険に引継ぐことはできず、次のオーナーに引き継がれるため直接の返金はありませんが、買取り業者への売却では未経過分を受け取れるケースがありますよ。
そうなんですね!どのような場合に返金されるのか、詳しく教えていただけますか?
かしこまりました。自賠責保険の扱いは廃車と売却で大きく異なりますので、それぞれのケースを含めて解説させていただきますね。
目次
自賠責保険の返金を詳しく解説!
「Q. 車の買替えで自賠責保険料は返金される?」へのご回答
自賠責保険とは
自賠責保険は、正式名称を「自動車損害賠償責任保険」といい、全ての車の所有者に加入が義務付けられている保険です。
そのため「強制保険」とも呼ばれています。
公道を走行する車は必ず加入が必要で、未加入の場合は法律で罰せられます。
自賠責保険は車検のタイミングで加入・更新するのが一般的で、車検時に次回車検までの期間分をまとめて支払います。
自賠責保険料の目安
自賠責保険料は車種や契約期間によって決まっています。
2025年7月時点での保険料は以下の通りです。
【普通乗用車の場合】
- 24カ月:17,650円
- 36カ月:23,690円
【軽自動車の場合】
- 24カ月:17,540円
- 36カ月:23,520円
※出典:損害保険料率算出機構「自動車損害賠償責任保険基準料率(2023年1月18日届出)」
※沖縄県・離島など一部地域を除く
車の買替え時の自動車保険の手続きについては、「Q:車の買替え時の自動車保険の手続き方法とは?」で詳しくご紹介しておりますので、あわせてご参考ください。
車の買替え時に自賠責保険料は返金される?
車の買替え時における自賠責保険料の扱いは、車をどのように処分するかによって大きく異なります。
一時抹消登録・永久抹消登録を行なった場合
廃車手続きを行い、自賠責保険の解約手続きをした場合のみ、保険会社から直接の返金を受けられます。
この場合、月割りで未経過分の保険料が還付されます。
保険期間が1カ月以上残っていることが還付の条件となります。
買取り業者へ売却した場合
車を買取り業者へ売却した場合、「車」に紐づき、前の車の保険を新しい車に引継がれるため、保険会社からの直接的な返金はありません。
自賠責保険は車両に対してかけられている保険であり、車が存在する限り継続されるためです。
そのため、車を売却して名義変更の手続きが行われても、自賠責保険の解約はされません。
買取り業者から未経過分を受け取れるケースがある
車を買取り業者に売却する場合、未経過分の自賠責保険料相当額を受け取れるケースがあります。
保険会社からの返金ではなく、買取り業者が査定額に未経過分を上乗せする形で支払われます。
ただし、全ての業者が対応しているわけではありません。
買取り業者によっては上乗せがない場合もあるため、査定時に確認してみましょう。
車の買替え時に返金される自賠責保険料の目安
車買替え時に返金される自賠責保険料の目安は、契約期間や解約時期などによって異なります。
例えば、自家用乗用自動車の場合で24カ月の期間を契約していて、残り期間15カ月で返金される金額の目安は、おおよそ7,720円です。
一方、買取り業者に車を売却して未経過分の自賠責保険料を受け取れる場合、金額は日本自動車査定協会の基準に基づいて計算されます。
日本自動車査定協会の基準では、自賠責保険の残り月数に応じて点数が設定されており、点数に基づいて金額が算出されます。
一般的に、残り期間が長いほど高い点数が付けられ、点数に応じて査定額への上乗せ金額も大きくなります。
ただし、残り期間が3カ月未満の場合は、上乗せとならないケースが多いです。
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車の買替えで自賠責保険料以外に返金されるもの
車の買替えでは、自賠責保険料以外にも返金される可能性があるものがいくつかあります。
自動車税
自動車税は、廃車手続きを行なった場合に月割りで還付されます。
買取り業者への売却では制度上の還付はありませんが、未経過分を査定額に上乗せして返金してくれる買取り業者が多いです。
軽自動車の場合、還付制度はありません。
詳しくは「Q:車の買替えで自動車税は戻ってくる?」をご覧ください。
自動車重量税
自動車重量税は、永久抹消登録を行なった場合のみ還付されます。
一時抹消登録や売却では制度上の還付はありませんが、車検残存期間が長い場合は査定額に反映されることがあります。
リサイクル預託金
リサイクル預託金は、実質的には、車を売却する際に次の所有者が前所有者にリサイクル預託金相当額を支払う形で引継がれます。
多くの買取業者では買取り価格にリサイクル預託金相当額を上乗せする形で支払いますが、それとは別に精算される場合もあります。
まとめ:車の買替えでは自賠責保険料は状況によって返金される
車の買替えにおける自賠責保険料の返金については、状況によって異なります。
廃車手続きを行う場合は、保険会社から月割りで未経過分が還付されます。
一方、買取り業者への売却では制度上の返金はありませんが、多くの業者が日本自動車査定協会の基準に基づいて未経過分を査定額に上乗せしています。
ただし、自賠責保険の残り期間が3カ月未満の場合は返金されないのが一般的です。
車の買替え時には、自賠責保険料だけでなく、自動車税やリサイクル預託金なども返金される可能性があるため、損をせずに買替えをするためにも把握しておきましょう。
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